Passific Brewing Knew Year

Passific Brewing

Passific Brewing Knew Year

Day Ale with Yuzu

ALC: 4.5% / IBU: -

シンプルなエールに徳島産のゆずをアクセントに加えた Passific Brewing Knew Year

【ブルワリーさんからのコメント】
「僕らにとって新しい年か、それは既知の年か」
国産麦芽を100%つかったシンプルなエールに徳島産のゆずをアクセントに加えて仕上げました。穏やかさと爽快さとを持った、心地よく飲めるビールです。

「僕らにとって新しい年か、それは既知の年か」

2026年最初のリリースは、国産麦芽100%でつくる"Knew Year"です。

おかげさまで5年目に突入したビールつくりですが、このビールが400仕込み目となります。おおよそ100仕込み/年ペースなので、数の積み上がりが結構早いですね。
これまで節目ごとにLucky Numberというビールをつくってきましたが、今回は一旦お休み。日本的な感覚で400がラッキーなのかっていうのもありますし、ネタが成熟し切らなかったというのもあります。(良いアイデアはあったのですが)

とはいっても、節目だし何かチャレンジングなことをしたいなという気持ちと、ちょうどリリースが新年のタイミングと被りそうだったのもあって2026年のはじまりを象徴するようなイメージでレシピを考えることにしました。

これはどこまで主張するべきか難しいところではあるのですが、パシフィックでは初めて国産麦芽100%での仕込みをしています。誤解のないようにしておきたいのですが、国産だからとか、地元のものだから良いでしょ?とかではなくて、美味しいから良いでしょ?というのが重要だと考えています。この順番が逆になると、善意の押し付けみたいになって途端におかしくなってしまいます。

日本のクラフトビールメーカーが使用する麦芽はおそらく90%以上(というか多分99%くらい)は輸入品です。これが必ずしも悪いということはなくて、むしろ世界的にみても高品質な原料を用いているとも言えます。国産とかローカルの原料の重要性を語る時の視点ってのは色々とあって、酒の世界だといわゆるテロワール的な文脈が多いとも思いますし、あとは輸送に関わる環境問題的なところとか、低い自給率に関わる脆弱性だったりとか。繰返しになりますが、じゃあ輸入品が悪いかというとそうでもなくて、実際に普段使っているイギリスやドイツの麦芽と、今回使用した国産麦芽とを食べ比べしましたがはっきりいって国産麦芽は風味の点では劣ります。明らかに味のレイヤーが一つ足りてないという印象。これは栽培する品種や環境、また製麦という工程まで含めてまだ成熟しているとは言い難いからでしょう。
ただ、ここでの美味しいという感覚がそもそも欧米的なものに染まっている可能性もありますし、身土不二的な考え方だと、本当の意味で美味しいと感じられるものは、その物理的な距離が近いものであるのかなとも思います。現代の都市型生活だと実感し辛いですけどね。

結論を言うと、今この一瞬のためにビールをつくるなら、別に国産原料にこだわる必要なんて無いというのが僕の意見。ただ、100年後もビールつくりをやりたいなら、国産原料の存在は絶対に必要だと思います。で、そこに向かうためにただ待つだけでなくまずは向き合ってみる。もし課題があるならば、原料と製品の間に僕らが立って、技術的に介入してよりよくする。2026年は積極的にこんな挑戦をしていきたいなと。

前置きが長くなりましたが、肝心のビールの話し。栃木県産の麦芽100%、それに神山町で特別栽培されたゆずをつかってパシフィック流解釈でDay Ale的に仕上げました。爽やかなゆずの香りと、過不足のない心地よい苦味やボリューム感が楽しめるバランスのとれた味わい。特別なようですが、普通のビールでもあります。

まあ、あまり難しく考えることなく、まずはみんなで飲みましょう!ビールの未来はきっと明るいはずだから。

Brewed by

Passific Brewing

海を越え、山を越え、ビールと旅するブルワリー Passific brewing

2021年に誕生したPassific brewing。「海を越え、山を越え、ビールと旅するブルワリー」をコンセプトに、神奈川県茅ヶ崎市でビールを醸造しています。

名前の由来は、Pass(峠)とPacific(太平洋)あわせて、Passific。海と山にルーツをもつ、自らの思いを込めています。

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